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殿下のコピペ問題 [社会]

copy_and_paste.png悠仁親王の作文にコピペ疑惑が持ち上がり、静かに話題になっている。子どもノンフィクション文学賞に佳作入選した作品ということだが、一部で既存の文献と表現が酷似する箇所が見つかった。問題の内容を元ネタと比較すると偶然の一致というレベルではないので、盗用は明らかである。この疑惑に宮内庁は素早く反応し、参考文献の記載漏れという弁明で乗り切りたい様子だ。しかし文献引用という認識があったのであれば、本文中でも地の文と区別できるよう転載するのが筋である(文学賞の「応募の注意」にもそう書いてある)。実際には文脈に溶け込む形で微妙に言い回しが変わっているので、むしろ剽窃の確信犯と自分で認めてしまっているに近い。

ご本人を批判する意図は全くない。まだ中学生なのだから、こういうのはやっちゃダメよと周りの大人が適切に指導すればよい。しかし「周りの大人」が実際にやっていることはその真逆だ。宮内庁の対応は、あなたの粗相は私たちが尻拭いさせて頂きます、という悠仁さまへのメッセージにほかならない。本来なら、本件は秋篠宮両殿下が厳しくご指導されました、悠仁親王殿下も反省なさっています、となるのが正しい。

文学賞を主催する北九州市立文学館も歯切れが悪い。剽窃は単なるうっかりミスではないし、そもそも「応募の注意」に違反しているのだから、受賞を取り消して然るべきである。しかし主催側は撤回は考えていないと表明している。将来の皇位継承者からいったん与えた賞を取り上げるのに及び腰なのはわからないでもないが、そのような立場の彼だからこそ、うやむやにしないほうが良いのではないか。コピペで賞を取った過去を大人になってから掘り起こされて迷惑するのは、悠仁さまご本人である。

彼は筑附の入試関連でもいろいろ取り沙汰されており、注目度が高いぶん苦労も多かろう。その心労をむやみに増やさないためにも、周りの大人がもっとちゃんとしてあげないといけないんじゃないか。

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